２．自然環境調査

太陽機構では、地域の自然環境に詳しい専門家ネットワークを通じて、それぞれの地域に適した効率的な自然環境調査を行い、行政による環境保全施策の策定、企業やNPO団体等による環境保全活動を支援します。

① 地域自然環境の実態調査

森林、里地里山、河川、ため池、湿地など、地域を特徴づける様々な自然環境の現状調査や評価を行い、調査結果のとりまとめや保全対策の検討を行います。
動植物だけでなく、生態系の基盤となる水文、水質、土壌、日照条件などの調査も行います。

湿地での植生調査（調査枠の設定）

主な実績
・里地・池沼・河川における自然環境保全基礎調査（岡崎市）
・市域全域の動植物調査及びGISデータベース作成（長久手市）
・湿地植生調査（環境保全NPO団体）　　・水源涵養機能基礎調査（豊田市）

② 希少な自然環境の保全

地域の希少な自然環境（絶滅のおそれのある動植物、希少な森林や湿地、自然景観など）の現状調査や評価を行い、調査結果のとりまとめや保全対策の検討を行います。
また、希少な自然環境の重要性を一般に広く知ってもらうため、県や市町村など地域版レッドデータブック（絶滅のおそれのある野生動植物種の解説図書）の作成を支援します。

シデコブシの花（東海地方を代表する希少種）

主な実績

・レッドデータブックあいち作成（愛知県）　　・レッドデータブックおかざき作成（岡崎市）
・条例で指定する希少野生動植物種や保全地域の選定に係る調査（愛知県、岡崎市）
・自然公園地域の再検討に係る環境調査（愛知県）

③ 移入種問題対策
オオクチバス（ブラックバス）やウシガエルなど、地域の生態系に悪影響を及ぼすおそれのある移入種について、分布状況などの現状調査を行い、調査結果のとりまとめや駆除対策の検討を行います。
また、移入種による影響を一般に広く知ってもらうため、リーフレット等の作成を支援します。

主な実績

・条例で指定する移入種の選定に係る調査（愛知県、岡崎市）
・移入種の生息生育状況に係る調査（愛知県、岡崎市、長久手市）